2010年01月14日

兵庫県内私立中学の出願者数8年ぶり減少 

2010年度の兵庫県内の私立中学校入試で、出願者数が計1万2262人と、09年度入試の同時期より1200人以上減っていることが13日、分かった。
 
平均倍率も0・29ポイント下がった。近年は中学受験熱の高まりで増加傾向が続き、減少は8年ぶり。県私立中学高等学校連合会は「長引く不況や公立高校授業料無償化で、公立志向が高まった結果では」とみている。
 
同連合会が、13日午前10時時点の出願状況をまとめた。出願を締め切った学校もあり、大半は16日に入試初日を迎える。
 
10年度入試の募集定員は35校計4595人で、昨年度から35人増加したが、出願者数は計1258人減少。減少に転じるのは02年度入試以来で、09年度入試は前年度比330人増、08年度入試は同712人増だった。
 
連合会によると、出願者数が減った主な学校は、親和310人▽武庫川女子大付属257人▽啓明学院177人▽甲南147人▽六甲122人。

学校別の倍率が高かったのは、甲南女子(B日程・スタンダード)18・30倍▽六甲(B日程)16・38倍▽関西学院(B方式)13・30倍—など。

同連合会は、15年以降増加し続けていた志願者数が大幅に減ったことについて、新年度から実施される公立高校無償化政策が影響していると考えられる—と分析。「多少の減少は予想していたが、数字を見て驚いている。全国的傾向だと考えられるが、衝撃を受けた」としている。

関西学院、六甲、神戸女学院など10校はすでに出願を締め切っている(13日締め切り分まで。倍率は変わる学校あり)。16日に生野学園と近代豊岡をのぞく33校で入試が行われる。

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2009年02月04日

中学受験塾:4年生から4教科3年間 月謝、テスト、教材、講習…200万円超

◇不況でも保護者の熱冷めず

 千葉県、埼玉県などでは私立中学受験のまっただ中。東京都、神奈川県も本番を迎えた。今月から、学校より一足早く中学受験塾の「新学期」が始まる。多くの塾は新4年生からの3年間でカリキュラムを組んでいる。通塾費用はどのくらい見込んでおけばいいのだろうか。【木村葉子】
 
 今年の首都圏の中学受験生は6万2000〜6万3000人と見込まれている。受験率は22%で、小学6年生の5人に1人が受験する計算になる。塾通いは3年間が主流となっており、3年生になると塾の品定めを始める保護者が多い。進学実績やカリキュラムも大きな要素だが、全体の費用(4教科=月謝、テスト、教材、講習など含む)が先々どのくらいかかるのかも大いに気になるところだ。
 
 日能研では、入会金2万1000円のほか、4年生ではクラスにもよるが年間35万〜40万円ほどかかる。テストの回数や授業時間が増えれば費用も増え、6年生では94万〜107万円に跳ね上がる。3年間通い続けると最高約223万円だ。
 
 四谷大塚は入会金2万1000円で、3年間通塾すると約195万円。サピックスは入会金3万1500円で、4年生では約54万円だが6年生では約120万円と倍以上になる。3年間では総額約240万円になる。
 他の塾もほぼ同水準で、3年間200万〜300万円は必要になる。交通費や夜食代、連絡用に持たせる携帯電話代なども侮れない。
 
 個別指導や家庭教師をつければ、より高額な出費を覚悟しなければならない。ベテランのプロ家庭教師をつければ、1教科で月10万〜20万円は必要だ。受験料もばかにならない。受験生1人当たりの平均出願数は5〜6校、1校の受験料は2万〜3万円なので10万〜20万円は用意しておきたい。
 
 晴れて合格した後には、入学金や授業料の支払いが待っている。東京都によると、都内私立中の09年度の初年度納付金(入学金、授業料、施設費など)は平均で約92万円。初年度納付金に寄付、学校債、制服や通学かばん、体操服などの学用品を加えると100万円以上は用意しておかなければならない。
 
 経済危機が生活を直撃しているが、公立中高一貫校も含め中学受験熱は冷めそうにもない。塾関係者は「不況だからこそ、我が子には良い環境で学問を身につけさせたいと考える保護者は減らない」と口をそろえる。

 ◇優秀者に費用免除する塾も

 成績優秀者に特典を用意する塾もある。
 日能研は09年度の新4年生から通塾費用のすべてを支援する「ユースリーダーズ・スカラシップ」を始める。同塾の方針に賛同する家庭で、高い学力と学習意欲を持っている子どもが対象だという。
 
 これまで3回開催した無料テストの成績上位者の中から、保護者と本人と面談し約100人を認定した。認定は1年ごとに見直すため、継続して支援を受けられるかどうかは入塾後の成績次第だ。
 
 四谷大塚は年2回、受験料無料の全国統一小学生テストを実施。昨年夏には受験した9万人の中から、上位30人を米国アイビーリーグ視察ツアーに招待した。また、秋には3〜5年の各学年上位20人にパソコンを贈っている。
 
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2009年01月28日

愛知県私立校、全体倍率は2.7倍

愛知県私学協会は26日、県内の私立中学校入試の第1回志願状況を発表した。同日現在の全体の志願者数は9474人で、倍率は2・7倍となっている。
 
願書受付期間は各校で異なるが、大半で昨年倍率を上回る出足となっている。このうち26日までに募集を締め切った学校では愛知が10・8倍(昨年倍率10・4倍)と最も高い倍率。次いで名女大7・6倍(同6・5倍)、滝7・3倍(同6・3倍)などだった。
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2008年11月14日

【アンケート】中学受験は子どもに精神的自立を促す

2008.11.13 15:00  産経新聞

アンケート期間 2008/10/22〜2008/10/28 回答者数: 381人

受験は、当事者である子どもにとってはもちろん、保護者にとっても重大な選択です。特に中学受験では、高校受験や大学受験と比べて保護者が深く関わる部分も多くなるだけに、保護者の関心もおのずと高くなるようです。まさに親子の共同作業ともいえる中学受験ですが、今回の調査では、多くの保護者が受験の体験を通じて子どもが成長したことを実感していることがわかりました。中学受験に対する保護者の考えと、保護者の感じた子どもの成長の様子をご紹介します。
4割強が「1校受験」だが、地域差は大きい
最初に、受験を検討していた中学校の数と、実際に受験した中学校の数を伺いました。
「実際に受験した中学校は1校だけである」という回答が最も多く、43.6%でした。続く「2校受験した」「3校受験した」とはかなりの差があり、全国的には中学受験では1校受験の家庭が多いことがわかりました。「全国的には」というのは、受験校の数について地域による偏りが大きいからです。
私立中学校が多く集まっている地域では、国公立校との併願でも、私立中学校を挑戦校・安全校などに分けて複数校受験することができますが、それは大都市圏に限られています。また、私立中学校の少ない地域では、「公立中高一貫校を1校受ける」または「国立中学校を1校受ける」という選択肢しかないこともあるかもしれません。
また、実際に受験した学校の数と、受験を検討していた学校の数を比べると、3校以上の受験を検討していた家庭が、最終的には受験校を減らしていることがわかります。小学6年生の11月以降に受験校を絞り込み、受験校を決定しているようです。
第1志望と併願校については通学環境について検討
次に第1志望と併願校についてどのような点について迷っているのでしょうか。自由回答で伺いました。
第1志望校と併願校の選び方で迷った点・苦労したことは何でしょうか?
* 「通学1時間圏内に、条件に合う学校が少なくて困りました」
* 「当初の志望校が、通うには距離的に無理があったので、悩んだ結果、実際は通いやすい学校を受けました」
* 「受験日が同じ学校が多く、重ならないように調節するのに苦労しました」
* 「第1志望校の偏差値に子どもの学力が届くかどうかが気がかりでした」
* 「学校によって出題傾向が違うので、試験対策に苦労しました」
最も多かったのは、「家から学校まで距離があり、通学に時間がかかるので、その学校に行かせるべきか迷った」という回答。迷った理由では、「満員電車での通学は、子どもの体力的に心配だったから」「学校が遠ければ、その分だけ交通費もかかってしまうから」などの声が寄せられました。中には、「県外の学校の受験を検討したが、家から遠いので結局受けなかった」という声も。中高一貫校なら6年間、子どもは毎日その学校に通います。学校の教育や学力的なところについての納得度が同じくらいであれば、通学時間・環境が第1志望の決定要因として強くなる、ということです。
そして次に多かったのは、「受験日が重ならないように調節することに苦労した」という回答。受験日は短期間に集中しているため、日程の調節に苦労する家庭が多いのは無理もないことです。結局、希望のとおりに受験日程を組めるのか、また物理的に日程を組めたとしてもそれが子どもの実力、体力に合っているのか、というところは親として頭を悩ませる点でしょう。
がんばる子どもの姿に、保護者は勇気をもらっている!
次に、子どもの受験生活について、保護者が心を動かされたエピソードを伺いました。
【受験生活を通じて、「お子さまと一緒にがんばろう」と思ったり、やりがいを感じたりなど、応援する保護者の側が勇気をもらったというエピソードがあれば教えてください】
* 「スタートが遅れたので、かなり難しい受験でしたが、言わなくても黙々と勉強している姿に感動しました」
* 「遊べなくても不平を言わずにこつこつと机に向かう姿を見て、心の底から応援したくなりました」
* 「雨の日も雪の日も嫌がらずに塾へ行く子どもの姿には、送り迎えをしていて頭の下がる思いがしました」
* 「受験前の大みそかに、親子で勉強しながら、除夜の鐘を聞いたことが忘れられません」
* 「子どもが以前は解けなかった問題が解けるようになった時は、親も自分の努力が報いられたような気がしました」
* 「親が解けない問題を解説してくれた時に、子どもの成長を実感しました」
ほかにも、「塾から帰ってから、さらに夜遅くまで勉強する子どもの姿」や「模試の成績が良くなくても諦めないで勉強する子どもの姿」などに励まされたという回答が多く寄せられました。時には勉強の仕方や志望校について、親子で意見が対立することもあるようですが、「受験を通じて親子のきずなが強くなった」という声も聞かれました。さまざまなエピソードに共通しているのは、子どもが自発的に勉強に取り組んでいることであり、そういう子どもの様子に非常に多くの保護者が感動していることです。
子どもと一緒に受験勉強をしたり、塾への送り迎えや弁当づくりを「頑張ろう」と思える原動力はここにあるのかもしれません。常に子どもを励まし、笑顔でサポートし続けることは簡単なことではありませんが、我が子に励まされる場面もあるからこそ、ハードな受験を乗り越えていけるのでしょう。
中学受験に自学自習の必要を感じている保護者は8割以上!
では、保護者は、中学受験で子どもが自らすすんで勉強する必要性をどの程度感じているのでしょうか?
「中学受験に自学自習の力がとても必要である」と考えている保護者が最多で、全体の59.8%。続く「自学自習の力はまあ必要である」と合わせると83.7%に達しました。一方、「自学自習の力は必要ない」という回答はほとんどありませんでした。中学受験には勉強に対する子どもの積極性が必要であると考えている保護者が多いことがわかります。
中学受験をとおして子どもは精神的に成長する
最後に、中学受験をとおして子どものどんなところが成長したと感じているかを自由回答で伺いました。
【受験をとおしてお子さまのどんなところが成長したと思いますか?】
* 「自分で決めた進路に進むことができ、やればできるという自信がついたため、子どもが一回り大きく見えます」
* 「一緒にがんばった受験仲間を通じて、友情と努力の大切さを学んだと思います
* 「自分がつらい思いをした結果、他人の痛みを理解できるようになったところです」
* 「自分で目標を立て、達成するために努力しようという意欲が感じられるようになったと思います」
* 「自分が今、何をすべきか、何ができるか、を判断して行動できるようになりました」
* 「試験の厳しさを知り、自らすすんで計画的に勉強する習慣がつきました」
最も多かったのは、「中学受験をしたことで、子どもに自信がついた」という回答です。多くの保護者が、努力して自分で決めた目標を達成したことが、子どもに自信をつけることになったと感じているようです。また、「他人の痛みを理解すること」は、自分が痛みを知っていないと難しいもの。受験を通じて挫折や失敗を体験した子どもも多いようです。
回答はほかに、「諦めずに困難に立ち向かう精神が育った」「集中力が養われた」「勝負に臨む覚悟がついた」など。全体として、受験によって子どもが精神面で成長したと感じている保護者が多数であることがわかります。
(まとめ)
アンケートから伝わってきたのは、中学受験を通してわが子の精神的な成長を実感した保護者の様子でした。成長する子どもの姿が保護者のサポートの大きな原動力にもつながっています。
今回は受験の終わったご家庭に伺った結果でしたが、これから受験に向かうご家庭ではいろいろな不安、悩みがあることでしょう。模試などの結果について、勉強への取り組みについて、ついつい言い過ぎてしまうこともあるかもしれません。
コーチングの専門家である石川尚子先生の連載「やる気を引き出すコーチング」もお役立てください。
(提供:Benesse教育情報サイト
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2008年04月10日

大阪市立初の中高一貫校

4月に開校した大阪市内の公立校で初めての中高一貫校「咲くやこの花中学校・高校」(此花区)で8日午前、第1期生の入学式があり、中高の新入生計319人が真新しい校舎で学校生活のスタートを切った。

式典で前川聖樹校長(57)が「目標に向かい何ごとにも積極的に取り組むことなどを心掛けてください」とあいさつ。中学1年の新入生代表、赤口雄亮君(12)が「仲間を大切にし、恵まれた環境を生かして6年間頑張ります」と抱負を述べた。

同校は中学の選択学習として「理工」「言語」「スポーツ」「芸術」の4コースを設置。高校ではロボット工学や人文科学など6コースを用意し、専門性の高い授業が受けられるのが特徴だ。中学は定員80人。入試の倍率は約14.8倍と人気を集めた。

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2007年06月10日

中間層の二極化と、カトリック校人気

asahi.com 2007年06月04日 「モリガミに聞け」  中間層の二極化と、カトリック校人気
先日、母子家庭の母親から娘をカトリック校にやりたい、というご相談を受けた。自身は教徒ではないが、カトリック校なら娘にかける思いを受け止めてくれそうだから、という理由だった。他日、別の方からは某名門カトリック校にサラリーマン家庭でも入れて頂けるものか、というご質問だ。

要は実力プラスアルファは必要なのか、という趣旨だったが、言外に資産家の家庭であることが求められているのではないか、という想定があっての疑問だった。中学受験が、産業化された塾によって大衆化した結果、私立学校の裁量で行う入試も学力一本になった。

その結果、前者のカトリック校への思いのみを生かして入学を許可することが出来なくなり、一方で後者の心配も杞憂と化した。ましてカトリック校といえども運営側にもクリスチャンが激減している事情があるから、需給とともに薄味になっているのは否めない。

1995年以降、わが国の中間層にいわゆる二極化が起こり、年収800万以上のアッパーミドルにとどまり、かつそれ以上に富裕化する層と、ロウワーミドルで年収が500万〜600万にダウンする層が顕在化した。この間の母子家庭の窮乏化はさらに大きかったとされる(東大出版会刊『日本の貧困研究』)。

 同書に紹介されている阿部彩氏の研究によれば、年収400万〜500万を境に急激に生活充実度や生活満足度が分岐するそうだ。いわば中流と下流の境である。確かにその辺りが住宅費が余りかからない、という前提で子ども一人をナントカ私立中に通わせられるギリギリの年収ラインであろうことは偽らざる実感である。

 ともあれそれなりの生活をしている親も、ぎりぎり踏みとどまっている親も、こうしてたまたまカトリックの学校に学ばせようと願っている。いわば富める者と貧しき者とに引き裂かれつつある時に、その門を共に叩いているという現実に、カトリック校は今向き合っていることになる。

勿論、これはカトリック校に限らない。目の前のニーズに応じて教育をしている限り、その学校の門を叩く親は尽きないだろう。ただ、生活格差の現状を踏まえるならば、受験勉強が高価でスパルタに傾かないよう入試は簡にして要を得たものでありたい。

上位とされる学校がまずますその方向にあるのはさすがだ。ただし、首都圏では受験生の8割が4倍台の入試状況で親も子も気憂になりやすい。2倍台か手の届く合格校をまず探そうと言いたい。

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2007年04月16日

家庭にゆとりと支えを

4月16日 信濃毎日新聞
 いまの親はあいさつもできない。善悪を教えられない…。こんな批判から、親を「教育」しようといった動きが広がりつつある。

 改定された教育基本法に「家庭教育」の条項が加わった。保護者が子どもの教育に責任を持つとし、国や自治体に親支援の施策を求めている。政府の教育再生会議も、子育てを学ぶ「親学」を提唱する。

 陰湿ないじめを繰り返す。集団のルールを守れない。こんな子どもの姿を見れば、家庭の教育力を高めねばとの思いは分からないではない。

 だが、国が目指している方向は、こんな例えができそうだ。

 池の水が干上がってしまったために泳げなくなったコイを見て、近ごろのコイは泳ぐ力さえないと嘆いた飼い主が、コイにひれの振り方を教えている−。

 財団法人日本女性学習財団がつくった子育て支援のテキスト「むすんでひらいて編みなおして」の中にある表現だ。コイに泳ぎを教えても、水がなくては話にならない。コイを親、と考えれば水にあたるのは、ゆとりと周囲の支えだろう。

   <精神的負担は大きく>

 こども未来財団が2005年に行った調査では、子育てで最も負担に感じるのは「しつけや接し方が適切にできているか」で、二番目が「子どもにかかる養育費」だった。

 精神的な負担が大きいのは、幼児期ばかりではない。教育や進学にかかわって、“立派な子ども”を育てるパーフェクトマザーを目指す層が広がりつつある。その負担感が少子化にも影響している、と東京大学の本田由紀・助教授が著書「多元化する『能力』と日本社会」(NTT出版)で指摘している。

 大学全入時代を迎えても、受験競争は過熱している。中学受験を目指し、小学校から塾通いが広がる。一方で経済的にゆとりがなく、教育には関心が薄い家庭が増えている。

 家庭の“教育力”の差が広がりつつある中で、親の責任ばかりを問うとどうなるか−。かえって格差が広がることは想像に難くない。

 教育の立て直しで家庭のあり方を問うならば、まず必要なのは、親が家庭で過ごす時間を増やすことだ。

 日本の父親は忙しすぎる。2年前に国立女性教育会館が行った調査によると、米国、フランス、タイなど6カ国で、子どもと過ごす時間が最も短いのは韓国。次いで日本だった。食事の世話をする日本の父親は10人に1人で、最も低い割合だ。

 母親も忙しい。子どもが成長すれば教育費のために働きに出る人が増える。パートや派遣など労働形態は多様化し、深夜や早朝に女性が働く姿も珍しくなくなった。

 家にいる時間が短ければ、しつけや教育に向ける余裕はない。いま必要なのは、企業も巻き込んで仕事と生活のバランスが取れる働き方を進めることだ。即効性を求めて「親学」を振りかざしても、いい結果は期待できないだろう。

   <親を責めるだけでなく>

 加えて、子育て中の親を支える仕組みがほしい。これだけ少子化が社会問題となっても、子どもに向けられる目は冷たいと感じる親は少なくない。どこにも相談できず、孤立感を強める親も増えている。

 親子を支えるにはどうしたらいいのか。参考になるのは、昨年6月に発足したNPO法人「軽井沢教育ネットワーク」の取り組みだ。

 メンバーは小中学校、高校のPTA役員を務めた親や、教育関係者ら約30人。子どもが学校を離れても、地域で教育にかかわりたいと集まった。

 中学校の校門前で生徒たちの声を聞いたり、親を対象にしたアンケート調査を行って、どういったかかわりが求められているかを探る。教育相談や、希望する生徒に補習を行うといった構想もある。

 「この地域は家業に忙しい家庭が多い。何でも学校任せでは、先生の負担が多すぎる。地域でサポートする必要がある」と、理事長の土屋好生さんは思っている。

 かつて日本の農村では、親が農作業に忙しく、子どもは祖父母に育てられたり、地域の人の支えで一人前になった。主婦として子どもの教育に専念する母親が増えたのは、戦後の高度経済成長期を迎えてからのことだ。

   <地域の力も使って>

 女性の働く環境や家族を取り巻く社会が変容したいま、あらたな子どもを支える地域の仕組みを作る時期に来ているのではないか。何よりも、子どもを温かく見守り、時には説教する大人が増えてほしい。

 もちろん、親が今のままでいいというわけではない。コミュニケーションがうまく取れない、基本的な生活習慣を教えられないといった批判を受けて、あらためて親はわが身を正す必要がある。わが子さえ良ければいい、といった姿勢も見直すべきだろう。

 このまま安倍政権の教育改革が進むと、国が望むしつけ、あるべき家庭の姿が強要されかねない。そんな息苦しさの中では、子どもを産みたい人は減る。教育の立て直しもおぼつかない。

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2007年04月13日

同級生暴行で集団欠席の構え 教委が防止策で回避 東京

asahi.com 2007年04月05日
 「教室でけがをさせられたのに学校は何もしない」と、東京都中野区立啓明小学校の4年生の男児2人の保護者が3学期末、区に損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。それから2週間足らずの4日、区教育委員会は再発防止を約束した。保護者は5日午前、訴えを取り下げた。2人に加え、提訴に同調する保護者の児童5人も問題解決まで登校しない構えだったが、6日から始まる新学期に集団欠席が続く異常事態は避けられることになった。

 訴状によると、原告の男児2人は昨年4月から、同じクラスの男児2人から繰り返し暴行を受けた。1人は7月、休み時間中にわざとぶつかられて、左足をギプスで固定するけがを負い、後遺症が残るおそれがある。もう1人は同月、図工室の机の間に体を挟まれたという。

 提訴したのは3月23日で、終業式の日だった。提訴した2人を含む7人の児童の保護者が「安全が確認されるまで登校しない」との書面を区教委に提出し、この日は学校を休ませた。

 提訴した母親(38)は「息子は今も、少し足を引きずっている。どうして事故が起きたのか、学校から詳しい説明がない」。加害男児には「人の気持ちや痛みを教えなければならない年齢。きちんとした指導がないままでは、ある意味、『被害者』だ」との思いだ。

 提訴に賛同し小6と小4の息子2人を終業式に行かせなかった母親(40)は「(加害児童は)『遊びだからね』と言いながら殴ったようで、担任は『じゃれ合っているだけ』と対応してくれない」という。小4の次男は朝起きて、「今日は僕がやられる番だから、学校に行けない」と泣いたこともあったという。

 保護者たちは繰り返し、担任や校長に訴えた。教育委員会が視察に来たこともあった。しかし、その後も乱暴は続いたという。「子どもたちを守るためには、これしかなかった。ここまでしないと学校は変わらない」と口をそろえる。

 中野区教委は、事故があったことを認めたうえで、担任や養護教諭、校長らの対応が適切だったのか、調査することを決めた。また、保護者側からあった、教師や地域の代表者を交えた「校内暴力・暴行事件再発防止プログラム」を作って欲しいという求めにも応じるという。

 竹内沖司次長は「学校でけがが発生したことは事実。詳しく調査し、二度と起こらないよう話し合いをしていきたい。どの子にも新学期を無事に迎えてほしかったので、速やかに対応した」と話す。
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2007年03月10日

超エリート校の妄想教師逮捕

2007年3月10日 スポーツ報知 顔も見たことのない女性への嫌がらせで、性的欲求を満たしていた“妄想教師”が捕まった。愛知県警春日井署は9日までに、マンションの集合ポストから面識のない女性の郵便物を盗んだとして窃盗の現行犯で、私立東海中学(名古屋市)教諭・竹内克行容疑者(46)を逮捕した。同容疑者が勤務する東海学園は中高一貫校で、学園OBには海部俊樹元首相や、都知事選候補の建築家・黒川紀章氏が名を連ねる名門だった。

 妄想教師は、マスク姿の不審者としてたびたび出現していた。ムラムラとしていたようだが、決して女性と接触することはなかった。

 調べによると、竹内容疑者は7日午後5時20分ごろ、春日井市のマンションの集合ポストから、住人の女性会社員(30)あての封書1通を盗んだ疑い。マスクをした同容疑者を見かけた住民の男性(22)が問いただし、窃盗を認めたという。

 付近では昨年4月ごろから、わいせつな写真を自転車などに張りつけたり、ポストに投函(とうかん)するいたずらが十数回も相次いでおり、いずれもマスク姿の不審者が目撃されていた。

 同容疑者は「女性が困る姿を妄想して、性的欲求を満たしたかった」と供述している。わいせつな写真を見つけた女性が困る姿を想像して興奮する。女性あての手紙の内容を見て興奮する。手紙が届かなくて困っている女性を想像して興奮する。

 封書を盗まれた女性会社員とは面識がなかったというから、すごい“妄想力”だ。一方で、容疑者の車から女性用の下着が見つかっており、ある程度、想像を喚起する“道具”も必要としていたようだ。

 教諭が勤務する東海学園は、中高一貫校で教諭も中高一貫の担当を求められている。高校OBには、海部俊樹元首相、神田真秋愛知県知事、哲学者の梅原猛氏、建築家の黒川紀章氏、キャスターの木村太郎氏、直木賞作家の大沢在昌氏ら各界の大物がずらり。進路は昨年実績で東大が25人など国公立大に261人、私大は早慶に158人の合格者を出している名門。
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2007年03月02日

エスカレートする塾費用のリスク

2007年3月1日 nikkeibp.net
そろそろ中学、高校、大学と受験シーズンも終盤を迎える。4月からの進学先も決まり、ホッと胸をなでおろしている家庭もあれば、第一志望にかなわず、新たな気持ちで春を迎える家庭もあるのではないだろうか。今回は、中学受験までの塾費用について考えてみたい。

中学受験者数がここ数年、増加の一途をたどっているらしい。大手進学塾四谷大塚によると、今年の受験生は約5万1000人と、過去最高に上るという予測だ。この背景には、ゆとり教育への危惧が根強いようである。

我が家も実は、この潮流の中に去年から入っている。わたし自身は、ゆとり教育はよい面もあると思うし、特に危機感を感じているわけではなかった。我が子の通う小学校の授業参観(学校公開といっている)で、算数の時間にいろんな子の考え方を先生が板書し、いろいろな解き方ができることを説明しているのを見ると、「これがゆとり教育というものなのか」と感心したものだった。生活科や総合学習といった時間も、生活に密着した知識を得ることができて、まさに「生きる力」になるのではないかと期待させられるものがあった。

受験戦争真っただ中で、子どもに考えさせて答えを導くという方式の授業を受けてこなかった(少なくとも記憶にはなかった)わたしにとっては、まさに新鮮な印象だった。

では、なぜ我が子を受験させようと思ったかというと、人間関係の面で心配が大きかったからだ。特に1年生から3年生の時期は、「あーあ、明日から学校か‥‥」とため息混じりのつぶやきを毎週のように言っていたし、お風呂の中で泣くこともあり、なんとか励ましては、朝、祈るような気持ちで見送っていた。実際には、おなかが痛いなどの訴えもなかったので、心配しすぎなのだとも思うが、そうした経緯があったので受験という選択肢を入れることにしたのだ。

詳細は、SAFETY JAPANの記事本文をご覧ください。
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