2007年02月09日

女子高の倍率低下に歯止めがかからない

京都新聞
京都府内の私立高入試が9日からスタートする。少子化が進む中、全体の倍率は前年並みを確保したが、有名私大の系列高が新たに参入して波紋を広げ、女子高の苦戦が目立った。難関大進学を目指す受験指導コースも乱立。「大学全入時代元年」と言われる中、大学の人気、不人気がこれまで以上に私立中高の受験事情に反映している。

今年一番注目されたのは、京都成安中高から京都産業大の系列校に変わる京産大付属中高(京都市上京区)だ。中学では70人の定員に818人が志願者し、倍率は11倍を超えた。高校でも台風の目になるかと思われたが、倍率は1・8倍に落ち着いた。

同校開設準備室の辻村健治教諭は「説明会では、本校にふさわしい向学心を持った生徒に来てほしいと伝えた。高校は定員割れもやむなしの覚悟で臨んだ」といい、塾関係者らに合格レベルが高いとみられ、受験層が絞られたようだ。

今春の入学生が新設校の卒業1期生となるだけに、優秀な生徒を集めて大学進学実績を上げ、ブランド化を押し進める戦略と塾関係者はみる。

一方、女子高の倍率低下に歯止めがかからない状態だ。

ノートルダム女学院中高(左京区)は、中学では志願者を増やしたが、高校は定員80人に対し28人しか集まらなかった。平安女学院中高(上京区)や聖母学院中高(伏見区)も、中学では健闘するものの、高校は倍率が1倍を切った。「中高一貫教育へのニーズは高まっているが、高校、特に女子高の魅力をいかに伝えていくかは大きな課題」とノートルダム女学院の鎌田論珠校長は話す。

同校にも系列の女子大があり、高校からの入学者は内部進学できる安心感を求める志向があったという。だが「大学全入時代を迎え、その安心感が魅力ではなくなった」と漏らす。ブランド力のある有名私大を系列に持つ高校との間で「二極化」が拡大しつつある。

さらに、中学受験は、大学進学までを見通して受験する層のほか、ゆとり教育導入以降の公立中の学力や生徒指導面への不安から私立を選ぶ層も加わり、前年を上回る倍率で、受験の低年齢化はいっそう進んでいる。
posted by 受験オタク at 14:58| Comment(1) | TrackBack(0) | 関西
この記事へのコメント
確かに女子校自体も、危機感を多分に持っている。そのため、教育に対する「ひずみ」も生じている。京都聖母女学院は、徹底した成績最上位の生徒のためだけの教育で最難関校合格を一人でも多く目指し、受験者増を目指しています。そのため、学級崩壊が多発し「聖母ブランド」も見る影もありません。京都女子は、学内で最難関校合格と最低限の基礎学力の充実をはかり両建てで進めてます。平安女子もノートルダムも同様の方向で進めていますが、京都女子ほど成果がでていません。同志社女子は大学に薬学部新設された影響もあって、受験者増となっています。以上、京都の女子校の状況です。
Posted by 黒崎彰 at 2007年04月27日 13:02
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