2006年10月17日

【中学受験ニュース】偏差値とは?

偏差値とは、ある数値が母集団の中でどれくらいの位置にいるかを現したもので、単純に平均点を取れば、偏差値が50と捉えれば問題ないでしょう。

通常、上は偏差値75、下は偏差値25くらいまで出るようです。例外としてこれら数値を越えるものもありますが。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


中学受験

中学入試でも偏差値は広く使われている。首都圏での代表的な模試業者は全国中学入試センター模試事務局、日能研、四谷大塚、首都圏模試センターである。なお首都圏模試センターは中小規模の学習塾が共同して設立したものである。

注意すべきなのは、高校受験の偏差値は、中卒者の97%に及ぶ高校進学者の大部分が模試を受けた者であるのに対し、中学受験の模試を受けるのは小学生のごく一部であり、平均的な小学生よりも学力の高い受験生が主体であるため、同じ併設型中高一貫校・同じ生徒であっても、中学受験時の偏差値の方が高校受験時の偏差値よりも低くなりがちということである。例えばA学園中学校の入学偏差値が40だったとすると、併設のA学園高校の偏差値は52であるという風になる(上位校はこれほど変わらない)。


大学受験

偏差値導入初期〜昭和末期には大学進学率自体が低く、平均的模擬試験受験者の学力水準も現在と比較して高かったため、偏差値50程度の学生でも現在でいう有名大学に進学できた。当時は東大でさえ、偏差値60程度であった。

しかし、現在においては大学進学率の飛躍的向上とともに、低学力層の模擬試験受験が増加し、その結果従来と同じ大学に入学するために要求される偏差値が高く出る傾向にある。概ね、現在の有名予備校の偏差値65は昭和時代の偏差値55程度であると言われる。

なお、偏差値というのは受験者の平均成績に対してどの程度離れているかを表す数値であるため、平均点が低く、かつ多くの受験生の得点がその付近に集中しているというようなテストで高得点を取った場合には、偏差値が100を超えることも稀にある。ただし、ほとんどのテストでは満点をとっても70台から80台の偏差値となるのが通常である。


このように偏差値は母集団の分布や受験者の層によって、かわってきます。

特に中学受験の母集団はその母体自体が非常に意識の高い、ある意味で優秀な母集団ですから、かつで父母が経験した大学入試の偏差値の感覚でいくと、非常に低く出る可能性があります。

そのことを十分知った上での偏差値への言及が求められます。

また、中学受験の受験者数がこれから増加傾向になってきた場合、母集団の増加によって偏差値が上がったり下がったりする傾向も出てくるでしょう。上位校は、それほど左右されませんが、中堅以下の中学校については、注意が必要です。

中学受験の老舗「四谷大塚」のHPにおいて、各中学の偏差値を過去7年間分掲載した資料が公開されていますので、参考にされたらいいですね。

「四谷大塚」結果偏差値7年間推移

もう1つ、偏差値は志望校に対して、優良な指標になることは間違いないわけですが、絶対の指標ではないということを知っておく必要があります。

偏差値が足りない、偏差値が越えているなどは、中学受験を目指し過ごす日々の中で1番わかりやすい指標であり、励みでもあります。しかし、受験の終盤、特に9月以降の俗に言われる「合否判定テスト」については、その結果と内容を真摯に受け止める必要はありますが、表示される偏差値によって、志望校を諦めたり、逆に安心したりというのは危険です。

志望校にはそれぞれ出題傾向もあり、非常な緊張の中での戦いなので、持っている力を最大限発揮できるかどうかなども、ギリギリの勝負では見逃せない要素です。

偏差値が志望校に届く良い結果であれば、子供の自信を後押ししてくれるので問題はありませんが、志望校の偏差値をもしで下回ったときなどは、その辺のことを子供にはよく言って聞かせる必要が出てきます。

偏差値30で偏差値60の志望校を目指しているというのは、どうにもなりませんが、5前後の偏差値であれば、可能性も十分ありますから、ご家庭で偏差値の意味するところをきちんと把握されて、1つの武器として使っていけるようであれば、偏差値という指標は非常に心強い数値となるでしょう。
posted by 受験オタク at 15:49| Comment(0) | TrackBack(1) | 偏差値