2007年01月14日

学研、宮城の受験塾を買収・東北にも地盤

NIKKEI NET  12/13

学習研究社は宮城県が地盤の受験塾「あすなろ学院」を運営する東北ベストスタディ(仙台市)を買収した。買収金額は約2億円。学研は関東を中心に受験塾運営に乗り出しており、東北地域にも地盤を確保する。学研が持つ受験に関する教材やノウハウを活用し、少子化時代の教育ビジネスを育てる。

学研は今月5日付で東北ベストスタディの発行済み株式全200株を取得、完全子会社化した。170株を所有する筆頭株主で同社社長の井上幸氏は5日付で退任。新社長には学研教室事業部副部長の出口鯉一氏が同日付で就任した。学研は同社買収後も「あすなろ学院」ブランドで受験塾事業を展開する。
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2007年01月13日

県立一貫に触発? 中学受験熱上昇

県立一貫に触発? 県内も中学受験熱上昇

佐賀新聞

県内でも中学受験熱が高まっている。前年よりも志願者が増えた私立、国立校が多く、過去最高の倍率になった学校も。佐賀、唐津に続き、4月に鳥栖、武雄に県立の併設型中高一貫校が開校することから、受験への関心が高まったためとみられる。選抜方法の変更や共学化を行う学校もあり、少子化時代の生徒確保をにらんだ動きが出始めている。

志願者が増えたのは、弘学館(佐賀市)が前年比124人増、佐賀清和(同)が同約20人増、龍谷(同)が同13人増、成穎(同)が同7人増、佐賀大付属中(同)が同約40人増。

成穎は1997年の開設以来、過去最高の志願倍率となり、同大付属中も「過去5、6年でも最多」となった。成穎中は「保護者の中に中高一貫校への関心の高まりを感じ、これも志願者増の一因になっているのでは」と分析する。

選抜方法や制度を変更する学校も見られ、付属は、学力検査・書類審査と抽選による2段階選抜から、学力検査・書類選考のみにした。「学力検査で通っても抽選で落ちるのは納得できないという声があり、九州内の国立大付属校でも抽選をやめたところが多い」ためだ。しかし、学力検査の科目も音楽や図工などを含めた8科目から国語、算数、社会、理科の主要4科目に変更。「付属校としての教育をより高いレベルで実践する狙いもある」と説明する。

弘学館は来年度から女子生徒の受け入れを開始。「保護者からの要望が強く、男女共同参画の流れにも配慮して数年前から検討してきた」と同校。定員135人のうち20人程度を見込んでいるが、女子の志願者は62人に上った。

志願者増について、大手学習塾の指導担当者は「今まで受験に関心がなかった層が単純に増えたのか、選択肢が増えて併願数が増えたのか現段階で判断できないが、県立中の開校で受験への関心は高まっている」と指摘。選抜方法の変更や共学化の動きについては「全国でも同じような動きは見られ、質の高い生徒を広く集めたいという狙いがあるのでは」としている。=佐賀新聞
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2007年01月12日

中学受験校、受験する前に 進学の決め手、子供との対話

2007/1/16 産経新聞 6年という期間の是非を考慮
受験シーズン到来。中学校の難関校や大学付属校のほか、公立の中学受験教育校などを目指す子供や親にとって、まさに正念場だ。学習面でのメリットが強調されがちだが、首尾良く合格しても、入学後について不安を抱く保護者も多いはず。そこで、三重県の中学受験教育研究会議会長などを務め、公立校を中心にその現状に詳しい河合優年(まさとし)・武庫川女子大学教授に、子供を中学受験校に進ませたいと考えている親の留意点を聞いた。(篠田丈晴)

学習面に期待

難関大学に毎年、多くの合格者を送り出す有名校は、学習面でのメリットは確かに魅力的だ。文部科学省の施策として、「6年間という長いスパンの中で、子供がゆっくりと自分の進路を見つけていく」ことを目的に、平成11年度から全国各地で設置されている中学受験教育校(17年度現在、173校=国公立123、私立50)も、結果的に受験に強いケースが多い。

河合教授は「高校籍の先生が中学の授業の一部を担当し、中学での学習がどのような広がりを持つのか示すことで、生徒の興味を引き出す。生徒自ら学習内容をさらに高めたいという気持ちが出てきて、学力に反映されるということも考えられます」と指摘する。

中学受験教育校には、英語教育に重点を置いて開校した群馬県立中央中等教育学校のほか、国際色豊かなカリキュラムを組む兵庫県立芦屋国際中等教育学校や、自然科学科目を充実させた和歌山県立向陽中学・高等学校のように特色のある学校が多い。

学校側は学力偏重ではなく、特化による学習効果が期待できると説明するだろうが、受験で有利なのは事実だろう。また、生徒の理解・把握という面で、中学入学時から見ているため、教師がその子の個性や個人差を把握し、3年次以降へもその情報をうまく引き継いでいくことができる。


不安要素

しかし、メリットだけではない。一貫教育校の中には、生徒の入れ替わりが少ない学校もある。「良い意味で親密だが、人間関係が固定的になりがち。気まずい仲間関係が続いてしまうこともあると聞きます。成績面でも、その学年での順位がある程度固定してしまうことも考えられます。一貫校でなければ、中学から高校へ進学する際に、気持ちの切り替えもできます」

また、入学後に、子供が違和感を覚えるケースもあるという。例えば、「他にやりたいことがあったのに」と思ったり、工業・商業系への興味を見いだしたり、スポーツや芸術活動などに励みたいと考えることがあるかもしれない。一般中学への転入も可能だが、子供のストレスは計り知れない。

河合教授は、一貫校への進学を考えているのなら、親子で進路について真剣に話し合う機会をつくるよう提案する。

「12歳では、まだ確信を持って自分の進路を選べないはず。その学校がどんなカリキュラムで、どのような教育をしているのか、子供に知らせることが大切。思春期の入り口で、一般的に親と子は軽い緊張関係にあり、話す機会が減るが、このような自分と強く結びついた形での話し合いは、人間形成にとっても重要です。互いの視点から、率直に話し合ってほしい」


縦のつながり

感受性が高まり、自分と向き合う思春期に、“1年生”から“6年生”が同じ学校で生活する中学受験教育。小学校を出たばかりの生徒と、間もなく大人の仲間入りという生徒が、勉強のほか、クラブ活動などを通じて交流する。河合教授は「縦のつながりが希薄になりがちな時代に、この時期から先輩・後輩を意識しながら他者と付き合うのは、人間形成の場として意義深い。互いに刺激を受け合い、後輩が先輩にいろいろ相談できる環境でもあります」と話す。

子供に対して一方的に「この学校へ行け」ではなく、子供の個性と自主性を考えながら、「行ってみるか」と、まずは話しかけてみてはどうだろうか。


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2007年01月11日

中学受験、首都圏は6人に1人 過去最高の5万人超

asahi.com 2007年01月17日
中学受験、首都圏は6人に1人 過去最高の5万人超

中学受験の受験者増に拍車がかかっている。大手進学塾の予測によると、東京など首都圏の1都3県では近く佳境を迎える07年度入試で初めて5万人を超え、少子化もあって小学6年生の6人に1人が私立か国立を受験する見通しだ。受験者数、受験率ともに過去最高。ゆとり教育への不安に加え、私立側も中学部の新設など「受け皿」を広げていることが背景にありそうだ。



首都圏1都3県の私・国立中の中学受験者数と受験率

大手の四谷大塚によると、東京都と神奈川、千葉、埼玉各県での私立と国立の受験者数(推定値)の推移はグラフの通り。東京と神奈川で入試が解禁となる2月1日の総受験者数をもとに、1月中に始まる千葉、埼玉での試験や2月2日以降の分との併願状況を加味し長年のノウハウを駆使してはじいた実数だ。

06年度に入って、四谷大塚が毎月実施している模擬試験の参加者は前年を1割余り上回った。これを踏まえて07年度入試の総受験者数を5万1000人と予測した。これまでの最高はバブル経済の末期、入学金や授業料がかかっても私立志向が高かった91年度の4万9000人。バブル崩壊後は減少傾向が続いて99年度に3万7000人まで落ち込んだ後、03年度以降は右肩上がりで増え続けている。

中学受験人気の理由として、関係者がこぞってあげるのが、ゆとり教育への保護者の不安だ。

学習内容を大幅に減らした現学習指導要領が施行されたのが02年度で、土日を休みとする学校週5日制の完全実施も02年度から。「親の多くは子どもの教科書の薄さに驚き、危機感を持った。私立は週6日制も多く、高校まで6年間の一貫教育で進学実績を伸ばした」(四谷大塚中学情報部の岩崎隆義課長)

その他、「公立中高一貫校の開設ラッシュが、一貫教育の私立への関心も高めた」(東京私立中学高校協会の近藤彰郎会長)、「家庭の子どもの数が減り、1人にかけられる教育費が増えた」(全国学習塾協会の稲葉秀雄専務)、「交通の便が良くなり、都県の境を超えて学校選択の幅が広がった」(大手進学塾「日能研」の井上修進学情報室長)など、様々な指摘がある。

私立中学の門戸も広がっている。付属中学の新設、男女共学化などを進めているからだ。今年4月も、東海大付属高輪台高校(東京)が中等部を設け、男子校の法政大第一中学(東京)は法政大学中学に校名を変えて共学になる。

昨年4月に女子校を共学にして校名も変更したかえつ有明中学(東京)は、昨年2月の入試で前年の6倍を超える志願者を集めた。

     ◇

〈苅谷剛彦・東京大大学院教授(教育社会学)の話〉 ゆとり教育は、「総合の時間」の導入など、理想は高かったが条件整備が遅れ、ねらい通りに進まなかった。公立校への信頼がゆらぎ、公立の教育システムから逃れる対象として私立志向が高まった。ただ、多種多様な子どもがいる公立中学と違い、私立中学は、学力の点でも、家庭的背景の点でも、均質的な固まりが作られる。中学生から均質の集団で育ち、多様な人にもまれる機会も狭められる。偏差値の高い大学を経て、官公庁や大企業に就職し、社会を動かす地位につく可能性も高いだけに、「階層」の再生産や社会の分断につながるおそれがある。
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2007年01月10日

中学受験地図が激変 「付属校戦争」勃発

asahi.com 2006年10月26日

中学受験熱が高まるなか、首都圏の有力私大が付属中の人気を引き上げようと躍起だ。早稲田大は「直営中学」の09年設立を決め、中央大も理事会で中学新設に合意した。法政大、明治大は男子校を共学にして、広い敷地に引っ越す。少子化時代の勝ち残りをかけた「付属校戦争」の始まりだ。中学受験地図はどうなるのか。

早大学院の付属中新設は、早稲田内部で10年以上にわたって温められてきた構想だ。これに今年5月の大学理事会でようやくゴーサインが出た。

新しい中学は仮称で「早稲田大学中等学院」という。男子校で、生徒数は1学年3クラスの120人。東京都練馬区にある学院の敷地内に校舎を新築し、中高が「同居」する。

当初は08年開校も視野に入れたようだが、09年4月で正式決定した。学院の授業をしながらの工事なので、さらに1年遅れる可能性もあるという。

現在は学院が中心となってカリキュラムを策定中だ。

「学院では問題発見・解決能力の充実を図っています。生徒自らが情報を取捨選択し、考えをまとめ、発表する力です。新しい中学でも、これを応用した授業内容になるのでは」(ある教員)

男子校にしたのは、

「生徒集めで共学の早実中と競合するので、特徴を出したかった。学院も男子校だから、これまでの教育ノウハウも活用しやすい」(同)

早大傘下にはすでに早実中や早稲田中があるが、これらは大学や学院とは学校法人が違い、系属校と呼ばれる。「中等学院」は、大学が「直営」する初めての中学になる。大学側の期待は大きい。

「早稲田のカラーが好きな人を大学にそろえたい。偏差値だけで選ばれがちな現状のままでは、早稲田が崩壊してしまいますよ」と、ある教授は喜ぶ。

だが、早稲田内部では、中学新設を求める大学側と、それに反対する学院側の間で長らく意見が平行線をたどっていたという。双方の関係者の証言をまとめると、こういうことだったらしい。

大学側は学院卒業生の学力低下に頭を悩ませ、10年以上前から何らかの改革を要請していた。

「少子化にもかかわらず生徒数をそのままにしていた影響で、学力の差が大きく広がったからなんです」(前出の教員)

学院側は学科試験のない自己推薦入試制度を設けるなど生徒の多様化を図ることで対応したが、大学側は納得せず、中学新設か共学化のどちらかを強く迫った。

その結果、学院側が中学新設をのんだ。

「共学という選択肢もあったが、法政大や明治大が付属中を共学に変えるのをみて、『金太郎飴じゃなくてもいいだろう』という意見に傾いたんです」(同)

中央大も少子化への危機感に背中を押され、理事会で初めての付属中の設立を決めた。

いまは詳細を詰めているところだが、中央大の創立125周年にあたる10年の開校をめざしているとみられる。東京都内で共学とし、生徒数は1学年200人程度になるという。

◇生徒を囲い込み、経営にも安定感

「中央大附(東京都小金井市)など3校ある付属のどこにでも進学できる中学にするよう、調整を進めているようです」(教育関係者)

中央大のある教授は、

「大学がロースクールで特徴を出しているので、新しい中学でも法曹界を体験する機会を与えて、差別化を図りたい」

と、希望を語る。

付属中の新設決定について、中央大の大久保信行常任理事は、こう話す。

「生徒を長期にわたって中央の校風のもとで育てたい。ほかの付属中に流れている子たちを取り込めば、経営的にも安定します」

一方、法政大や明治大は付属中高を都内で移転し、男子校から共学に衣替えする。

法政一中は07年、武蔵野市から三鷹市に移り、校名も法政大学中に変える。それを追いかけるように08年、明大明治中が千代田区から調布市に引っ越す。法政大学中はグラウンドやプールを同じ敷地内に構え、明大明治中も校舎の延べ床面積が2倍以上になるなど、広々とした環境をうたい文句にしている。

授業の面では、法政大学中が中3・高1の2年間で将来の人生設計について理解を深める課程を設けるなど中高の壁を取り払い、明大明治中は1クラスの生徒数を45人から35人に減らして少人数編成にするといった新たな取り組みがある。

明大明治中の吉田善明校長は共学化の意義を述べる。

「社会には男女が一緒にいるのだから、早い段階からお互いの価値を認め、尊敬し合う意識を育てたほうがいい」

もっとも、前出の教育関係者は、共学化の「本音」はここにあると解説する。

「女子にも門戸を広げたほうが受験生が集まり、いい生徒を確保できる、というのが大きな理由でしょう。女子は勉強や学校行事に熱心なので、校内が活性化し、学校の評判が上がるメリットもあります」

いずれにせよ、少子化をきっかけに、有力私大といえども付属校の変身を迫られているのだ。

こうなると、07年以降、首都圏の中学受験地図は大きく塗り替わりそうだ。森上教育研究所の森上展安所長に今後をズバリ予想していただいた。

●早稲田の「中等学院」は、入試日が2月2日。前後の日に早実中と早稲田中の入試があるからだ。偏差値はライバルの慶應普通部と同じ水準で63ほど。

●中央大の新中学は、2月1、2日と入試を2回。1日は第1志望者、2日は併願者を主にねらう。募集人数は一般的に2日のほうが多め。偏差値は青山学院中等部や立教池袋中と同等で、58程度が上限。

●明大明治中の女子は、ほかの共学校と同様に男子よりも偏差値がやや高く、60ぐらい。

◇入試回数増やし、中位校が対抗?

「2月2日は、男子が早大学院に流れるため、青山学院や立教池袋にも影響が出そう。中位校は入試回数を増やすなどの手を打ってくるかも」(森上所長)

立地でみると、「中等学院」、法政大学、明大明治の3中学が東京西部に集まる。まずは、この地域で「付属校戦争」の火ぶたが切られそうだ。

「早実の国分寺市移転は、東京23区よりも私立中の受験率が低いとみられていた周辺の多摩地区の意識を変えました。この流れがさらに強まるのではないでしょうか」(大学通信情報編集部の安田賢治部長)

四谷大塚の推定では、首都圏の1都4県で06年の私立中学受験率は過去最高に達したものの、まだ16・0%という。受験生増加の可能性は大きいといえる。

法政大の平林千牧総長(囲み参照)が、

「法政二中高と法政女子高は、どちらも神奈川県にありながら離れています。今後は二中高の広い敷地での『同居』も視野に入れて検討するなど、付属校改革を続けていきます」

と宣言するように、この戦い、まだまだあちこちに飛び火しそうだ。

■首都圏の主な有力私大付属中の入試(日付は入試日)

<男子>

偏差値  2月1日       2月2日        2月3日

65                         慶應中等部、早稲田(2)

64             慶應湘南藤沢

63 慶應普通部       ☆早大学院の新中学?

62 早稲田(1)、早稲田実業

60             学習院(1)

59             青山学院

58 ☆中央の新中学(1)? 明大明治(1)、立教池袋

               ☆中央の新中学(2)?

57                         学習院(2)、明大明治(2)

52 法政大学(1)

51 成蹊          明大中野       法政大学(2)

50 明大中野八王子(1)             明大中野八王子(2)

49 成城学園(1)                成城学園(2)

48             法政第二

<女子>

偏差値  2月1日       2月2日        2月3日

72                        慶應中等部

68             慶應湘南藤沢

67 早稲田実業  

65             青山学院 

62                        学習院女子(2)

60             ☆明大明治(1)?  ☆明大明治(2)?

59 学習院女子(1)  

58 立教女学院

   ☆中央の新中学(1)? ☆中央の新中学(2)? 

57 成蹊  

55                        成城学園(2)

54 成城学園(1)  

52 法政大学(1)                法政大学(2)

51                         明大中野八王子(2)

50 明大中野八王子(1)  

   *

四谷大塚調べ。偏差値は、9月24日の合不合判定テスト結果にもとづいて合格可能性80%の水準を換算したもの。入試日は07年の予定で、一部は06年の実績。カッコ内数字は、2月1〜3日に複数回入試がある場合の回数。
☆の早大学院と中央の新中学、明大明治の女子は森上所長の予想


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2007年01月09日

【溶けゆく日本人】子供以下の親 身勝手な論理、平然と

中学受験に直接は関係のないニュースですが、こういう記事を見ると、中学受験に向かう親の気持ちもよくわかります。こういう家庭の子供達と机を並べたくない・・・・それが正直な気持ちではないでしょうか?


2007/01/09  産経新聞 (海老沢類)

急増する学校給食費の未納。神奈川県城山町の町立相模丘中学校は、口座振替をやめて集金袋を復活させた。
 
20年以上のキャリアを持つ都内のベテラン保育士は、ある母親の言動に耳を疑った。おもらしをした子供に貸した保育園のズボンを返却するよう促したときのことだ。

「保育園のものの方がすてきだから、譲ってくれない」。母親は真顔でそう答えたという。

「昔は言わなくてもアイロンをかけて返してくれた。(借りたものを返さないことが)悪いという認識が感じられない。親に社会性がなくなってきています」。保育士は深い嘆息を漏らした。

この保育園では「子供が恥ずかしい思いをしないように」との配慮から園名をズボンの裏側に書いていたが、以後、表に記すことにした。それでも返却率は悪く、10着あった替えズボンがゼロになったクラスもある。

告発は尽きない。
▽「ウチのたたみ方じゃない」と保育園が洗濯し、たたんだ子供服を突き返す▽「パチンコで負けたから」と、お金を借りに来る
▽熱が39度もある子供を預けに来て、「平熱ですから」と平然と言う
▽子供の体調が朝よりも悪化したことを伝えようとしたが、携帯電話がつながらず、後で理由を尋ねると、「忘年会中だから電源を切っていた」と答えた…。すべて、複数の保育士が目の当たりにした親の姿だ。

子供を教育する立場にある親の、子供以下の振る舞い−。幼児教育関係者は“親育て”の負担が増したと口を揃(そろ)える。

「これまで現場は、子供の保育80%、(親などの)家庭20%の割合で力を注いできた。現在は、保育と家庭が半々です」

都内のある公立保育園長の実感だ。

目を耳を疑う親の行状は、保育園にとどまるはずがない。

都内のある公立小学校では、夏休み前なのに子供を休ませて海外に旅立つ親が増えているという。閑散期のほうが航空運賃が安いからだ。

「『家庭優先』といわれれば、無理に止めることもできない。それにしても、義務教育が随分軽く見られるようになった」と、この小学校の元校長は嘆く。

「自分たちが参加できないから小学校の運動会は楽しくない」。
別の公立小学校の校長はある父親にそう告げられ、閉口したことがある。「楽しみたい」という父親の言葉を投影するかのように運動会では親たちの飲酒が横行し、運動場が「花見会場」に一変する。

もちろん、子育てに対する関心が高いゆえに、保育園や学校に苦言を呈する親も少なくない。しかし、複数の事例から浮かび上がるのは、自分たちの都合を過度に優先する非常識な親が“増殖”しつつある実態だ。

昨年12月中旬のこと。東京都府中市の教育委員会幹部や給食調理員ら44人が、給食費未納の世帯を回った。これだけの大人数で徴収に出向くのは初めてのことだった。

給食の食材費は学校給食法で保護者の負担とされているが、全国で「義務教育だから払う必要がない」と、月4000円程度の支払いを拒否する親が急増している。府中市でも、ここ数年は未納率が1.8%程度に上る。

その結果、“大規模徴収”に至るが、2日間で徴収できたのは未納分の8%にあたる57万円のみだった。「駅前の一等地の高級マンションや新築の3階建てに住んでいたり、駐車場に3ナンバーの車が置かれていたり。せめて子供の給食費くらいは払えるのではないか、という例があった」と、市教委の担当者は打ち明ける。

悪質な世帯に対して法的措置に踏み切る自治体も相次いでいる。未納により不足する材料費分を補うために「(食べる量を増やしやすい)汁物のメニューを多くすることもある」(学校関係者)という。

親の自分勝手な論理のしわ寄せは最終的に子供に及ぶ。

駐車場の車内に乳幼児を放置したまま、パチンコに興じる親も後を絶たない。業界団体の全日本遊技事業協同組合連合会によると、統計を取り始めた平成10年以降、こうした事故は毎年数件発生し、昨年も乳児2人が熱中症で命を落とした。

「何もできない乳飲み子を何時間も車の中に放っておく。車に免許がいるように、親になるにも資格が必要なのではないでしょうか」と総務課の前島透さん。店側から注意を受けても「まだ子供は寝ているじゃないか」と言い放つ親もいる。

常識と非常識の判断ができない、いや、しようとしない一部の親たち。約40年間にわたって幼児教育に携わってきた帝京平成大学講師の磯部頼子さん(幼児教育)は、親のモラルの低下を痛感している。

「これまでは親が子供に合わせるのが普通だったが、今は逆。自分が中心になり、欲求もエスカレートしていく。『人の話を聞くよりも個性を出そう』…そんな教育を受けてきた結果なのかもしれません」 (海老沢類)


◇メモ 国立教育政策研究所が平成13年度に子供のいる全国の男女3859人を対象に行った「家庭の教育力再生に関する調査研究」によると、「家庭の教育力が低下している」と答えたのは、45〜54歳では71.9%、25〜34歳の若い世代でも54.6%に上った。理由(複数回答)は、子供の過保護、甘やかしすぎ、過干渉な親の増加が66.7%で最多。そのほか▽子供に対するしつけや教育の仕方がわからない親の増加▽しつけや教育に無関心な親の増加−などの意見が多かった。
(2007/01/09 )

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2006年12月05日

中学受験準備「四谷大塚リトルスクール」

四谷大塚では中学受験準備として、小学校入学直前の2月〜小学3年2月までの生徒を対象にリトルスクールとして、直営校で開講しています。1クラスの定員は、1年生約10名、2年生約12名、3年生約15名に対して、担任講師1名とフォロー講師1名がつき、コマ数は、

1年生 週1日 75分×1コマ 算数・国語
2年生 週1日 75分×1コマ 算数・国語
3年生 週2日 75分×1コマ 算数・国語

反対語かるた、漢字ビンゴや割り算すごろくなどを使い、「遊ぶように学ぶ」をコンセプトとし、知識の詰め込みをするのではなく、知能を伸ばす事で学習能力を伸ばし、受験体制になる4年生のクラスへとつなげていくのが目的です。

四谷大塚の言う「知能」とは、「知能因子」「認知」「拡散思考」「集中思考」「評価」「記憶」を指すようです。

リトルスクール紹介ビデオ
また、小1年生〜3年生までの通信教育として、「リトルくらぶ」があります。リトルスクールの通信教育版と言ったほうがわかりやすいかもしれませんね。通信教育版では、講師に代わり両親がこうしとなりますが、「父母用指導書」があり、「この問題はどういうカを身につけさせる問題なのか?」など、出題意図まで詳しく書いた指導書がついています。家庭ではいかに怒らずに「遊ぶように学ぶ」ができるかが課題となるでしょう。
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2006年10月23日

「なれ合い型」学級崩壊が急増 「反抗型」影潜め

産経新聞 10月13日 子供の教師への反発が広がって学級運営が立ち行かなくなる「反抗型」の学級崩壊が影を潜める一方で、友達感覚の優しい先生とのなれ合いの末に秩序が崩れる「なれ合い型」の学級崩壊が都市部の小中学校を中心に急増していることが、都留文科大学の河村茂雄教授(心理学)の調査研究で分かった。

こうしたケースは、表面上は和やかな雰囲気の教室に崩壊の兆候が潜むだけに、教師の落胆も大きく、立て直しのための処方箋(せん)も見つけにくいという。

河村教授は集団心理研究の立場から学級崩壊の兆候を探る「学級集団アセスメント(QU)」と呼ばれる手法を提唱。依頼を受けた全国延べ約5万学級の全児童生徒を対象に心理テストを実施し、学級崩壊の予防策についてアドバイスを続けている。

河村教授によると、学級崩壊は平均で10校に1校の割合で起きており、

そのプロセスは、
(1)管理重視で指導好きの教師に一部の子供が反発、それが広がっていく「反抗型」
(2)優しい教師による友達感覚の学級運営が瓦解を招く「なれ合い型」

の2つに大別できるという。

学級崩壊の広がりが問題化した平成9年当時は、「反抗型」が主流だったが、最近は地方の学校で散見されるだけ。16年の大規模調査では、なれ合い型のケースが特に小学校で急増。首都圏の小学校で崩壊した学級の60〜70%がなれ合い型だったほか、地方でも、県庁所在地や人口密度が高い新興ベッドタウンなどの学校で増えているという。

教授によると、なれ合い型の学級崩壊は、こんなプロセスをたどる−。

年度当初、保護者は「自分の子供は受けいれられている」と感じ、教師との信頼関係が築かれる。だが、内実は先生と個々の子供の関係ばかりが大切にされ、集団としてのまとまりに欠けている。教師は友達口調で子供に接し、子供に善悪を理解させず、曖昧(あいまい)な態度を取ることが多い。

学級のルールが守れなくても「今日は仕方がない」などと特例を設けたり、私語を許すなどルール作りがおろそかになり、子供側には「ルールは先生の気分次第」という空気が生まれる。

やがて教室内には、教師の気を引く言動が無秩序に生まれ、「あの子がほめられて面白くない」「先生は私と仲良くしてくれない」などの不満が噴出。

告げ口が横行し、学級の統制が取れなくなる。

河村教授は「反抗型はかつて中学校で問題となった『荒れる学校』に近いパターン。問題を抱えた子供をしっかりマークして指導方針を変えるなど処方箋が比較的打ち出しやすいが、なれ合い型の崩壊は学級のどこから崩れるかわかりにくい問題がある」と指摘。

「最近の学校は個性重視が説かれ、個に寄り添える教師が増えた。その半面で教師も子供も集団形成や統制が苦手で、学級は集団というより群衆に近い状態になっている」と語っている。

【なれ合い型の学級崩壊の兆候】

(崩壊初期)

◎学級全体の取り組みが遅れ、やる気が低下する
◎教師の気を引く悪ふざけが散見する
◎ルール違反しても教師に個人的に許してほしいとねだる
◎私語が増え、教師の話に口をはさむ
◎2〜3人が固まりヒソヒソ話が目立つ
◎他の子供やグループのことを教師に言いつける


(崩壊中期)

◎注意すると「私だけ怒られた」と反発する
◎教師の指示が行き渡らなくなる
◎係活動が半分以上なされない
◎陰口が増え、授業中の私語、手紙の回し合いが目立つ
◎子供同士のけんかが目立つ

(崩壊期)

◎教師を無視し、勝手な行動で授業が成り立たない
◎教師に反抗するときだけ団結する
◎係活動を怠り、ゴミが散乱、いたずら書きが目立つ
◎掲示物などが壊される
◎給食は力の強い順番になり、勝手に食べる


【用語解説】学級崩壊
一般に子供が授業中に教師の指示に従わず立ち歩いたり、教室を抜け出すなどの行為を繰り返すことで授業が成立しない状況を指す。全国校長会が全国547の小学校を抽出調査(平成9〜11年度)したところ「そのような学級がある」は84校、「どちらともいえない(学級がある)」が36校あった。

一部の都道府県教委が実態を公表した例はあるが、正確な実態はよくわかっておらず、文部科学省はこれまで全国調査などを行っていない。
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2006年10月20日

生活習慣と学力深い関係

asahi.com  2006年09月25日
家庭での生活習慣と学力の関係が、にわかに脚光を浴びている。「ゆとり教育」のような教育施策よりも影響が大きい、と訴える現場の先生もいる。文部科学省も今年度から、小学校を対象に「早寝早起き朝ご飯」の取り組みを始めた。昔から言われてきたことが今また強調されるようになった理由は――。

◆生活習慣と学力深い関係 

成績いい子は8〜9時に寝る

■■ 学力順 生活習慣ランキング ■■

ベスト3
(1)夜8時から9時までに寝る
(2)家で勉強を2時間以上3時間未満する
(3)学校以外で1カ月に本を10〜12冊読む

ワースト3
(1)朝食を毎日食べない
(2)勉強は大切だと思わない
(3)家での勉強時間が0分

※山口県山陽小野田市の作成したランキングから抜粋

◆各地で報告・シンポジウム

宮崎市で8月に開かれた日本PTA全国研究大会。山口県山陽小野田市の江沢正思教育長が、この春始めた「生活改善・学力向上プロジェクト」を報告した。

市は5月、市内の全小学生約3700人を対象に学力検査(国語・算数)と知能検査、さらにテレビや睡眠時間、朝食などの生活習慣の3調査をして、クロス集計して相関を調べた。

すると、テレビ視聴時間は長くなるほど学力テストの成績が下がり、特に5時間超層は極端に低かった。寝る時間は「午後8〜9時」の学力が最も高く、それ以降は遅い子ほど成績が下がるとの結果が出た。

それだけでなく、「知能発達」への影響にも注目したのが調査の特徴。江沢教育長は、朝食をいつも食べない層は学力テストだけでなく知能検査の数値もよくないという今回の調査結果を例に挙げ、こう語る。「生活習慣は子どもの脳に生理的影響を与えると考えられる。

生活習慣を学力の指標として示せば、保護者も改善しようとする原動力になる」

市教委はどの生活習慣が能力発揮のためによいかを訴える「学力順生活習慣ランキング」を保護者に配り、生活習慣の改善を訴えることにした。


◆「親子の会話、読書、睡眠を」

やはり東京都港区で8月に開かれた「教育夏まつり2006」でも、著名な教師らが「学力向上には家庭での時間管理が第一歩」と、参加した親子に訴えた。

学力向上の実践で知られる陰山英男・立命館小副校長は模擬授業で、「テレビ視聴時間は1時間半を超えた辺りから成績が落ちてゆく」と指摘。テレビなどの時間を減らし、親子の会話や読書、睡眠など、脳に良いことに回すよう説いた。

シンポジウムでは、「よのなか科」で知られる藤原和博・杉並区立和田中校長が「中学生の携帯電話利用は、夜中に2時間個室にこもってショートメールを200通やりとりするような例もまれではない」と語った。

さらに、テレビや携帯電話に1日3時間費やすと年間では中学校の総授業時間を超えてしまうと指摘。「子どもにテレビやケータイを好き放題に使わせておいて学力の問題を学校などのせいにするのは、ちゃんちゃらおかしい」と強調した。

藤原氏の後を受けてマイクを握った港区教委の藤井千恵子指導室長も、都教職員研修センターの調査(03年度)から、こんなデータを紹介した。《家族との会話(1回20分以上)頻度について「ほとんどない」と答えた子の割合は、小6から高校生までどの年代でも30%弱と一定している》

そして、こう語った。「親子の会話は年齢が上がるにつれて減ると予想していたので、意外だった。会話をしていない家庭は、初めからしていないのではないか」。

実は、77年の同種調査と比べると、全体の平均としては03年のほうが家族会話の頻度は増えていた。藤井室長は「ここにも会話のある家庭とまったくない家庭という『二極化』傾向が表れているのではないか」と話す。


◆共同生活の一員の自覚 子どもに伝える必要

横浜国立大学の高橋勝教授(教育人間学)の話 高度成長期の工業型社会では、学校は将来必要な知識、技能や集団生活の規律を画一的に「教え込む」教育をしていた。地域社会の古い人間関係もまだ残っていた。その頃は、家庭で「自由・自律」で子どもに接することが、自立を励ます有効な手立てとして働いた。

ところが、現代は家庭の中にまで情報・消費社会の「自己選択モード」が侵入し、子どもたちは家にいても個室でインターネットや携帯電話とつながり、大人と同じ一人前の消費者」として振る舞う傾向が強まっている。食事もバラバラ、悩みもバラバラ。寝て休むだけのホテルのような家庭も珍しくない。

本来、自由と自律は他者の尊重が大前提となる。ところが、消費社会は自己決定や「自己選択」の感覚を肥大化させ、自分の欲求を抑制する他者の感覚が希薄になる。

この環境のもとで、子どもを単純に「自由」に委ねているだけでは、バランスのとれた他者感覚が養われない恐れがある。そこで、家庭でも学校でも、共同生活の一員であることを子どもに実感させること、親世代の価値観を子どもにしっかり伝えることが必要になる。

たしかに親の育児負担感が強まっているなかで、家庭の教育力だけを強調するのは酷な面もある。地域社会のサポートも必要だ。しかし、やるべきことは難しいことではない。

親子がなるべく一緒に食事をし、会話をし、一緒に生活するスタイルを取り戻すこと。そして、家庭に共同生活の機能を回復することが、子どもが学びに集中できるための不可欠の前提になる。
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2006年10月17日

【中学受験ニュース】偏差値とは?

偏差値とは、ある数値が母集団の中でどれくらいの位置にいるかを現したもので、単純に平均点を取れば、偏差値が50と捉えれば問題ないでしょう。

通常、上は偏差値75、下は偏差値25くらいまで出るようです。例外としてこれら数値を越えるものもありますが。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


中学受験

中学入試でも偏差値は広く使われている。首都圏での代表的な模試業者は全国中学入試センター模試事務局、日能研、四谷大塚、首都圏模試センターである。なお首都圏模試センターは中小規模の学習塾が共同して設立したものである。

注意すべきなのは、高校受験の偏差値は、中卒者の97%に及ぶ高校進学者の大部分が模試を受けた者であるのに対し、中学受験の模試を受けるのは小学生のごく一部であり、平均的な小学生よりも学力の高い受験生が主体であるため、同じ併設型中高一貫校・同じ生徒であっても、中学受験時の偏差値の方が高校受験時の偏差値よりも低くなりがちということである。例えばA学園中学校の入学偏差値が40だったとすると、併設のA学園高校の偏差値は52であるという風になる(上位校はこれほど変わらない)。


大学受験

偏差値導入初期〜昭和末期には大学進学率自体が低く、平均的模擬試験受験者の学力水準も現在と比較して高かったため、偏差値50程度の学生でも現在でいう有名大学に進学できた。当時は東大でさえ、偏差値60程度であった。

しかし、現在においては大学進学率の飛躍的向上とともに、低学力層の模擬試験受験が増加し、その結果従来と同じ大学に入学するために要求される偏差値が高く出る傾向にある。概ね、現在の有名予備校の偏差値65は昭和時代の偏差値55程度であると言われる。

なお、偏差値というのは受験者の平均成績に対してどの程度離れているかを表す数値であるため、平均点が低く、かつ多くの受験生の得点がその付近に集中しているというようなテストで高得点を取った場合には、偏差値が100を超えることも稀にある。ただし、ほとんどのテストでは満点をとっても70台から80台の偏差値となるのが通常である。


このように偏差値は母集団の分布や受験者の層によって、かわってきます。

特に中学受験の母集団はその母体自体が非常に意識の高い、ある意味で優秀な母集団ですから、かつで父母が経験した大学入試の偏差値の感覚でいくと、非常に低く出る可能性があります。

そのことを十分知った上での偏差値への言及が求められます。

また、中学受験の受験者数がこれから増加傾向になってきた場合、母集団の増加によって偏差値が上がったり下がったりする傾向も出てくるでしょう。上位校は、それほど左右されませんが、中堅以下の中学校については、注意が必要です。

中学受験の老舗「四谷大塚」のHPにおいて、各中学の偏差値を過去7年間分掲載した資料が公開されていますので、参考にされたらいいですね。

「四谷大塚」結果偏差値7年間推移

もう1つ、偏差値は志望校に対して、優良な指標になることは間違いないわけですが、絶対の指標ではないということを知っておく必要があります。

偏差値が足りない、偏差値が越えているなどは、中学受験を目指し過ごす日々の中で1番わかりやすい指標であり、励みでもあります。しかし、受験の終盤、特に9月以降の俗に言われる「合否判定テスト」については、その結果と内容を真摯に受け止める必要はありますが、表示される偏差値によって、志望校を諦めたり、逆に安心したりというのは危険です。

志望校にはそれぞれ出題傾向もあり、非常な緊張の中での戦いなので、持っている力を最大限発揮できるかどうかなども、ギリギリの勝負では見逃せない要素です。

偏差値が志望校に届く良い結果であれば、子供の自信を後押ししてくれるので問題はありませんが、志望校の偏差値をもしで下回ったときなどは、その辺のことを子供にはよく言って聞かせる必要が出てきます。

偏差値30で偏差値60の志望校を目指しているというのは、どうにもなりませんが、5前後の偏差値であれば、可能性も十分ありますから、ご家庭で偏差値の意味するところをきちんと把握されて、1つの武器として使っていけるようであれば、偏差値という指標は非常に心強い数値となるでしょう。
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